九州は沖縄県を含め8県ですが、なぜ九州と呼ぶのでしょうか?
今回は九州の語源や由来をわかりやすくご紹介します。
◼︎九州の語源と由来
九州の由来はかつて存在した9つの国にあります。
九州はかつて筑紫国(つくしのくに)、豊国(とよのくに)・肥国(ひのくに)・
熊襲国(くまそのくに)の4つの国が存在していました。
やがて飛鳥時代(592~710年)から明治時代(1868年~1912年)初期まで
用いられていた律令制により
下記①〜⑨の9つの国となり「九州」と呼ばれるようになりました。
①筑前(ちくぜん)国
②筑後(ちくご)国
③豊前(ぶぜん)国
④豊後(ぶんご)国
⑤肥前(ひぜん)国
⑥肥後(ひご)国
⑦日向(ひゅうが)国
⑧薩摩(さつま)国
⑨大隅(おおすみ)国
その後、1871年(明治4年)の廃藩置県によって現在の8県(沖縄県を含む)となりましたが、
8県となったあとも九州という呼び方がそのまま使われ続けています。
ちなみに、四国も同様に律令制により阿波国・讃岐国・伊予国・土佐国の
4つの国があったため四国と呼ぶようになりました。
◼︎9つの国は現在の何県?
九州の由来となった9つの国は現在の何県にあたるのでしょうか?
答えは下記のとおりです。
福岡県 ⇒ 筑前・筑後・豊前の一部
佐賀県 ⇒ 肥前東部
長崎県 ⇒ 肥前西部
熊本県 ⇒ 肥後
大分県 ⇒ 豊前・豊後
宮崎県 ⇒ 日向
鹿児島県 ⇒ 薩摩・大隅
福岡県には豊前市が、宮崎県には日向市という市があったり、
佐賀県には肥前鹿島駅という駅があったりと、
旧国名は現在でも多く使用されています。
◼︎九州ってどんなところ?
九州は北海道、本州、四国とともに日本列島を構成する島の一つで、
列島の南西部に位置します。
大きさは本州→北海道→九州→四国の順となっており、
九州は3番目に大きい島です。
沖縄県を含めた8県の総人口は約1,404万人(2023年時点)であり、
面積は44,512.60km2。
海・山・川と豊かな自然に恵まれ、熊本県の阿蘇や宮崎県の高千穂峡など
大自然を満喫できる名勝が多くあります。
また九州には名物もたくさんあり、福岡県の豚骨ラーメンや長崎県のちゃんぽんなどなど…
九州各地の観光スポットやグルメについては過去にインスタグラムにて
紹介していますので、ぜひ覗いてみてください。
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さいごに
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