
中国地方の中心都市として栄える広島。
「広い島」と書くこの地名は、海に囲まれているわけでもないのに不思議ですよね。
実はこの「島」という文字には、ある地形的な理由が隠されています。
今回は、広島という地名のルーツや歴史、そして観光・ホテル情報まで詳しく解説します。
目次
「広島」という地名の由来とは?
「広島」という地名は、毛利輝元(もうり・てるもと)が築いた広島城に由来します。
城を築いた際、輝元はこの地の特徴を見て「広い島のような土地」だと感じたと言われています。
当時の広島は、太田川の三角州に形成された平地で、川と海に囲まれた“島のような地形”だったのです。
また、「広島」という名には、“広く栄える島=繁栄の象徴”という願いも込められていたと伝わります。
広島の“島”は実際には川の中の陸地だった?
広島市は、太田川が広がりながら瀬戸内海へ流れ込む地点にあり、
その河口にはいくつもの中洲や砂州ができていました。
これらの陸地は、まるで島々が連なっているように見えたことから“広い島”=広島と呼ばれるようになったのです。
江戸時代の地図を見ると、現在の広島中心部はまさに“水の都”。
市内には6つの川が流れ、街の至るところに橋がかかっており、
現在も「橋の多い都市」として知られています。
毛利輝元と広島城の誕生
広島の地名を定着させたのは、戦国大名・毛利輝元です。
彼は1589年(天正17年)、太田川河口のデルタ地帯に城を築き、これを「広島城」と名付けました。
その後、広島城を中心に町が整備され、現在の広島市の基礎が築かれたとされています。
「広島」という地名は、輝元が“広く栄える国を築きたい”という願いを込めて名付けたとも言われ、
単なる地形的な表現にとどまらない、繁栄への願望も込められた名前なのです。
広島観光で訪れたい代表スポット
- 広島城:別名「鯉城(りじょう)」。毛利輝元が築いた城で、市内の歴史の象徴。
- 原爆ドーム・平和記念公園:世界遺産に登録された、平和を祈る広島の象徴。
- 宮島(厳島神社):「安芸の宮島」として有名な世界遺産。海上に立つ大鳥居が圧巻。
- お好み村:広島風お好み焼きの名店が集まるグルメスポット。
広島旅行でおすすめのホテル
広島市中心部には観光にも出張にも便利なホテルが多数あります。
「リーガロイヤルホテル広島」や「ヒルトン広島」は、観光地へのアクセスも抜群。
また、宮島方面なら「グランドプリンスホテル広島」からフェリーアクセスも可能です。
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まとめ
「広島」という地名は、太田川の三角州という地形に由来し、
“川に囲まれた広い陸地=広い島”という意味から生まれました。
戦国大名・毛利輝元の願いも重なり、現在の“水と緑の街”広島が形づくられたのです。
歴史と自然が融合した広島で、ぜひその由来と魅力を体感してみてください。
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