車窓から球磨川の絶景を楽しみながら過ごすひととき…。
ということで、今回は観光列車「かわせみやませみ」に乗って熊本〜人吉を旅行してきた感想を書いていきます。
目次
かわせみやませみとは?
日本三大急流の1つである球磨川沿い肥薩線を走る観光列車です。
球磨川など雄大な自然を眺めながら、熊本の特産品などグルメを楽しむことができます。
球磨川は昔人々が往来するにはとても過酷な環境でした。「かわせみやませみ」はその時代にも、悠々と球磨川を往来したであろう野鳥の「かわせみ」と「やませみ」から名付けられた列車です。
熊本〜人吉間を1日3往復しています。
車両は2両編成で、1号車が「かわせみ」、2号車が「やませみ」となっています。
JR九州が運行するD&S(デザイン&ストーリー)列車の1つで、2017年3月にデビューしました。
D&S列車には「かわせみやませみ」の他に、
大分・湯布院を走る「ゆふいんの森」
鹿児島・指宿を走る「指宿のたまて箱」
などがあります。
鹿児島〜指宿を走る観光列車「指宿のたまて箱」の乗車記はこちら
料金・予約方法について
料金
熊本〜人吉間
乗車券1,850円 + 指定席特急券1,480円
合計3,330円
予約方法
乗車日の1ヶ月前から、JRの駅にあるみどりの窓口やインターネットにて予約可能です。
今回私はJR九州のアプリから予約しました。
運行日程・運行ダイヤ
最新の運行日程・運行ダイヤについては、下記リンクのJR九州HPからご確認ください。
「かわせみやませみ」乗車記
スタートは熊本駅から!
今回は熊本駅から「かわせみやませみ」に乗車し、終点の人吉駅まで向かいます。
熊本駅では、巨大なくまモンがお出迎え。
ゴージャスな観光列車「A列車で行こう」に遭遇
ホームで「かわせみやませみ」を待っていると、突然ジャズが流れ始め…
なにやらゴージャスな列車が。
「かわせみやませみ」と同じD&S列車「A列車で行こう」が入線してきました。
ジャズの名曲「A列車で行こう」を名前にしたこの列車は、熊本駅–三角駅を走行する列車で、お酒を楽しみながら極上の大人旅を楽しめる列車です。
車内にバーがあるんです。おしゃれ。
外観も、おしゃれ。
「かわせみやませみ」に乗車
「A列車で行こう」を見れた余韻に浸っていたら、今回の本命である「かわせみやませみ」が入線してきました。
1号車「かわせみ」は青を基調としたデザイン。
2号車「やませみ」は緑を基調としたデザインです。
車内はこのような感じ。
華やかさと木々に包まれた落ち着きのある雰囲気です。
サービスカウンターがあり、オリジナルグッズや駅弁などの販売を行っています。
座席には、テーブル席やカウンター席、キッズチェアなどがあり、種類が豊富です。
出発したら景色を眺めながらグルメを楽しむ
熊本駅を出発してしばらく経つと、乗務員さんが予約していたお弁当を待ってきてくれました。
画像のお弁当は「球磨の四季彩弁当と郷土料理つぼん汁セット」(1,600円)
鮎の甘露煮が柔らかくて美味しかったです。
土日祝限定及び数量限定ですが、事前に予約することができます。
車内では、熊本にちなんだ様々な食べ物を販売していて、私も弁当の他に下の3つをいただきました。
こちらは「くりあいす」(350円)
地元山江産の栗を使ったアイスで、美味しかったので、思わず2個食べてしまいました。
「晩白柚とはちみつドリンク」
熊本の名産品である晩白柚の果実と、晩白柚の花から採取したハチミツを使用した飲み物。
あまりの美味しさに、お土産としてみんなに買って帰ろうと思いました。
球磨川の絶景を堪能
グルメを楽しんでいると、次第に景色が自然の風景へと変わっていき、球磨川が現れました。
終点、人吉駅に到着
美味しい駅弁を食べ、球磨川の絶景を眺めていたら、あっという間に終点の人吉駅に着きました。
人吉といえば人吉温泉。
人吉温泉に浸かり、旅館でゆっくりして今回の旅行を終えました。いい旅行でした。
≪おまけ≫人吉駅で観光列車「はやとの風」と「かわせみやませみ」のツーショット
人吉駅に着くと、またまたD&S列車「はやとの風」が停車していました。
今回の旅行だけで3種類の観光列車を見ることができました。
さいごに
乗車券に指定席特急券1,480円を追加するだけで、こんなに贅沢な時間を過ごすことができました。
旅行の中で退屈になりがちな移動時間を、楽しいひと時に変えてくれる観光列車、とてもおすすめです。
今回遭遇した他の観光列車にも、近いうちに必ず乗ってみたいと思います。