沖縄県にあるアメリカ発の人気ハンバーガーチェーン『A&W』。
今回はA&Wはなぜ沖縄県内にしか出店していないのかや、「サロンパスの味がする」と言われることもあるドリンク『ルートビア』についてご紹介します。
◼︎A&Wってどんなお店?
1919年、アメリカのカリフォルニア州の薬局で働いていたロイ・アレンが病気の友人のお見舞いとして、薬草などを調合したヘルシードリンクを作りました。そのドリンクは大変好評となり、同年1919年にジューススタンドで販売されるようになったのが『ルートビア』そして『A&W』のはじまりです。
『A&W』の名前は、ロイ・アレンとビジネスパートナーのフランク・ライトそれぞれの名字の頭文字を取って名付けられました。
日本では沖縄県だけに出店しており、「エンダー」の愛称で親しまれています。
A&Wは店舗の外観や内装、スタッフの制服までアメリカンな雰囲気です。
店内飲食以外にも、日本ではみかけることのない『ドライブイン形式』という、自動車に乗ったままフードを注文してその場で食べる注文形式もあります。

レトロなアメリカンの雰囲気あふれる外観

実際のドライブインの様子

アメリカ映画で観るような、昔懐かしいアメリカンスタイル!
◼︎A&Wはなぜ沖縄県だけにしかない?
大人気のA&Wですが、日本では沖縄県以外には店舗が1店舗もありません。なぜ沖縄県内にしかないのでしょうか?
実は過去に東京都など沖縄県以外にも店舗展開をしていた時期がありましたが、マクドナルドなどの競合他社の存在や文化の違いなどから継続は難しいと判断され、現在は撤退しています。
そもそも日本では、1969年に沖縄県の米軍基地内に1号店がオープンしました。当時、沖縄はアメリカ統治下にあり、アメリカの文化が沖縄に浸透していたことから、A&Wの独自の雰囲気やメニューが受け入れられ、沖縄に根強いていきました。
A&Wのアメリカンな雰囲気や爽快なルートビアは、沖縄県の暑い気候やアメリカ文化の強さがある地域だからこそより引き立てられていると考えられます。

沖縄県でしか食べられない希少性も、沖縄のご当地グルメとして人気の理由ではないでしょうか。
◼︎ルートビアは湿布の味?

ハンバーガー・ポテト・ルートビアのセット
ルートビアはよく「湿布の味」や「サロンパスの味」と言われることもあります。
その原因は《A&Wってどんなお店?》でご紹介したとおり、材料に薬草などが使用されているからです。
湿布の主成分であるサリチル酸メチルは、カバノキ、ウィンターグリーンなどの植物に含まれており、これらの植物がルートビアの原料にも使用されることがあるためです。
「湿布の味」と言われるとおり、とてもクセのある味であるため、好き嫌いが分かれやすいルートビア。実は約14種類以上のハーブを使用するだけでなく、アメリカの本社から原料を輸入して、各店舗でサーバーから出来立てを提供しているこだわりのドリンクなので、ぜひ一度飲んでみてはいかがでしょうか。

なんと店内ならおかわり無料!
◼︎さいごに
今回はA&Wはなぜ沖縄県内にしか出店していないのかや、「サロンパスの味がする」と言われることもある飲み物『ルートビア』についてご紹介しました。A&W沖縄の公式サイトはこちらから
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