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四国の旧国名はどこから来た?「讃岐」「伊予」「土佐」「阿波」の意味を紹介

四国には、現在の県名とは異なる歴史的な“旧国名”が残っています。それが「讃岐(香川)」「伊予(愛媛)」「土佐(高知)」「阿波(徳島)」の4つ。本記事では、それぞれの地名が生まれた背景や意味を、歴史的資料をもとにわかりやすく解説します。
讃岐(讃岐国・現在の香川県)
“讃岐(さぬき)”の語源には諸説ありますが、有力なのは以下の2つです。
- 「讃」=ほめたたえる/「岐」=分岐・境界の地
- 古代語「サ(狭い)」+「ヌキ(貫く)」が転じたという説
讃岐は古くから平野が広く、穀倉地帯として重視されていました。“良い土地として讃えられたエリア”と解釈されることも。香川の地形特徴である平野と海を結ぶ地形を示した名前だとも言われています。
伊予(伊予国・現在の愛媛県)
“伊予(いよ)”は、古語の「イ(神に関わる神聖な土地)」と「ヨ(世・時代)」が合わさったとする説が有力です。
また、『古事記』『日本書紀』には伊予の地名が早くから登場しており、四国の中でも特に歴史ある地名であることがわかります。温暖な気候と豊かな土地が“良い(イイ)土地=イヨ”に転じたという民俗学的分析もあります。
土佐(土佐国・現在の高知県)
“土佐(とさ)”は、古代の地形を示す語から来たとされています。
- 「ト」=入口や港
- 「サ」=狭い・境界
高知の太平洋側の海岸地形から、“海へ開けた入り口の土地”を意味したという説が一般的です。さらに、縄文期の遺跡が多く、海と山に囲まれた特徴が地名に反映されたとも言われています。
阿波(阿波国・現在の徳島県)
“阿波(あわ)”には複数の語源説がありますが、最も有名なのは以下の2つです。
- 「阿」=地名語尾(“ア”は古代に多用)
- 「波」=川の流れを示す地形語
徳島は吉野川など大河が多く、古代より“川の国”として知られていました。川の流れを象徴する“波(なみ)”が地名に入ったと考えられています。また、“阿波(あは)”は古語で“泡”と同音で、水が豊かな地域を表したとも。
四国の旧国名は地形・歴史・文化を反映して生まれた
四国の旧国名はいずれも、地形・人々の営み・古代の文化から自然と生まれたものばかり。現在の県名とは違うものの、地名の背景を知ると、旅行で訪れる際の見方も変わります。
地名の成り立ちは、その土地の歴史そのもの。旅行のテーマとしても人気が高まっている分野なので、ぜひ四国旅の前に覚えておきたい知識です。
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