「備前焼」や「備中ぐわ」などに使われる「備前」や「備中」について、
皆さんは詳しくご存知でしょうか?
今回は「備前」「備中」「備後」が何県にあるかや読み方、由来などをわかりやすく解説します。
◼︎備前・備中・備後の読み方
まず初めに、「備前」「備中」「備後」の正しい読み方は、以下の通りです。
備前=「びぜん」 備中=「びっちゅう」 備後=「びんご」
◼︎地名の由来
次に、地名の由来についてご紹介します。
地名の由来は旧国名の備前国・備中国・備後国からきています。
以前に大和、筑紫、出雲と並ぶ古代日本の四代王国と
される吉備(きび)国が存在していましたが、
689年に備前国・備中国・備後国に分割され、
その後713年にさらに備前国の内陸部が美作(みまさか)国として分割されます。
その後、吉備国から分割してできた4国は廃藩置県により、
現在の岡山県と広島県になりますが、現在でも広い地域を指す場合などには
「備前」などの旧国名が使われたり、「備前焼」や「備中ぐわ」など
古くからある名称にも旧国名がかわらず使われています。
◼︎備前・備中・備後はどこにある?
由来が分かったところで、備前・備中・備後が現在のどこにあたるかについてご紹介します。
備前国 ( 現 岡山県 東南部)
例 : 岡山県岡山市、備前市、瀬戸内市 等
備中国 ( 現 岡山県西部)
例 : 岡山県倉敷市、新見市、総社市 等
備後国 (現 広島県東部 他)
例 : 広島県府中市、福山市、尾道市 等
◼︎岡山県ってどんなところ?
岡山県は中国地方に属していて、東は兵庫県、西は広島県、北は鳥取県に隣接し、
南は瀬戸大橋で香川県と結ばれています。
「晴れの国おかやま」といわれるほど、岡山県は晴れの日が多く、
温暖な気候を生かした果物の栽培も盛んで、
白桃やマスカットなどは全国一の生産量を誇ります。
後楽園や倉敷美観地区など、魅力的な観光スポットもたくさんあります。
岡山県の観光スポットについては過去にインスタグラムにて
紹介していますので、覗いてみてください。
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さいごに
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