「首都圏ってどこからどこまで?」
「関東圏とは違うの?」
こんな疑問をお持ちではありませんか?
テレビの天気予報やニュースでよく聞く「首都圏」という言葉。実は、法律や文脈によって範囲が違うということをご存じでしたでしょうか。
この記事では、「首都圏」の定義を丁寧に解説し、似ているようで違う「関東圏」との違いもわかりやすくご紹介します。
目次
首都圏とは?|法律で定められた「1都7県」
首都圏は、日本の首都・東京都を中心とした広域な都市圏を意味します。
✅ 法律上の定義(首都圏整備法)
日本には「首都圏整備法」という法律があり、そこでの「首都圏」は次の1都7県を指します:
- 東京都
- 神奈川県
- 千葉県
- 埼玉県
- 茨城県
- 栃木県
- 群馬県
- 山梨県
つまり、東京を中心に関東全域+山梨県が首都圏なのです。
この範囲は、国の都市計画や災害対策、交通インフラ整備などの大きな政策に活用されます。
一般的に使われる「首都圏」とは?|1都3県が中心
ニュースや天気予報などで「首都圏で地震」「首都圏の交通に影響」などと使われる場合は、やや狭い意味になります。
✅ 一般的な「首都圏」=1都3県
- 東京都
- 神奈川県
- 千葉県
- 埼玉県
これらは通勤・通学の往来が多いエリアであり、鉄道網も密接に結びついているため、まとめて「首都圏」と呼ばれるのが一般的です。
関東圏とは?|地理的な「関東地方」
「関東圏」という言葉もよく使われますが、これは地理的な地域区分を指す言葉です。
✅ 関東地方(関東圏)に含まれるのはこの1都6県:
- 東京都
- 神奈川県
- 千葉県
- 埼玉県
- 茨城県
- 栃木県
- 群馬県

「関東圏には山梨県は含まれない」というのがポイント!
首都圏と関東圏の違いを表で比較!
項目 | 首都圏 | 関東圏 |
---|---|---|
意味 | 東京都を中心とした広域都市圏 | 地理的な地方区分 |
法律で定められている? | ○(首都圏整備法) | × |
含まれる都県数 | 1都7県 | 1都6県 |
含まれる県 | 東京都、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨 | 東京都、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬 |
山梨県は含まれる? | 含まれる | 含まれない |
まとめ:首都圏と関東圏の違いを正しく理解しよう
「首都圏」と「関東圏」は似ているようで、範囲や使われ方に違いがあります。
- 法律上の首都圏:東京都+1都7県(山梨県も含む)
- 一般的な首都圏:東京都+神奈川・千葉・埼玉の1都3県
- 関東圏:地理的な関東地方(山梨県は含まない)
今後、ニュースや資料を見るときには、どの意味で「首都圏」と言っているのかに注意してみると、より理解が深まります。
📌 よくある質問(FAQ)
Q. 首都圏と関東圏はどちらが広い?
→ 首都圏(1都7県)の方が広いです。山梨県が含まれるため、関東圏(1都6県)よりも1県分多いです。
Q. 天気予報でいう「首都圏」は何県?
→ 通常は「東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県」の1都3県が対象です。
Q. 山梨県はなぜ首都圏に含まれるの?
→ 山梨県は交通や生活圏が東京と強く結びついているため、国の都市計画などの対象地域として首都圏に含まれています。
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