JR山手線の新駅として話題を呼んだ「高輪ゲートウェイ駅」。
なぜこの駅が誕生したのか?なぜ「ゲートウェイ」という名前が選ばれたのか?
今回は、高輪ゲートウェイ駅の誕生の理由やその背景、駅名の由来、特徴について詳しく解説します。
目次
高輪ゲートウェイ駅とは?
高輪ゲートウェイ駅は、2020年3月にJR東日本が開業した山手線・京浜東北線の新駅です。山手線に新駅が開業したのは、1971年の西日暮里駅以来、実に49年ぶりのことでした。
場所は品川駅と田町駅の間に位置し、東京都港区高輪にあります。
高輪ゲートウェイ駅はなぜできた?
この駅が誕生した背景には、「品川開発プロジェクト」と呼ばれる大規模な再開発事業があります。
1. 品川・田町エリアの再開発
旧車両基地の跡地(約13ヘクタール)を活用した再開発により、新たなビジネス拠点や居住空間、商業施設などを整備する計画が進行中です。その中心として、高輪ゲートウェイ駅が設置されました。
2. インバウンド需要への対応
羽田空港へのアクセス向上、外国人観光客への対応など、国際都市・東京としての機能強化も目的の一つです。「ゲートウェイ(玄関口)」という名前にもその意図が込められています。
3. 混雑緩和とアクセス改善
品川・田町間は山手線でも特に混雑が激しい区間であり、新駅の設置によってアクセス分散と利便性向上が期待されています。
高輪ゲートウェイ駅の名前の由来とは?
「高輪ゲートウェイ」という名前は、2018年にJR東日本が実施した一般公募によって決定されました。
名前に対する賛否の声
「高輪」が地元の歴史や地域性を反映している一方で、「ゲートウェイ」というカタカナ語には違和感を持つ声もあり、SNSなどで大きな話題となりました。
なぜ『ゲートウェイ』が加えられたのか?
JR東日本は「未来への玄関口」としての役割や、国際都市・東京の入り口という意味を込め、「ゲートウェイ」を採用したと説明しています。
高輪ゲートウェイ駅の特徴
- 最新技術の導入: 無人AI案内ロボット、自動改札の顔認証実験など、先進的な駅として設計。
- デザイン設計: 建築家・隈研吾氏による和モダンを意識した外観で、木材を活かした温かみのあるデザインが特徴。
- 駅ナカの利便性: 無人コンビニ、自動配送ロボットの導入など、未来型の駅構想が随所に見られます。

高輪ゲートウェイ駅の外観。
今後の開発と展望
高輪ゲートウェイ駅周辺では、オフィスビルや住宅、ホテル、広場などの大規模な都市空間が整備中。2030年頃までに段階的に完成予定です。
「駅を中心としたまちづくり」が今後の東京の新たなモデルケースとして注目されています。

2025年現在の駅周辺の様子。

2025年現在、駅周辺はまだまだ工事中!
まとめ|高輪ゲートウェイ駅は“未来への入り口”
高輪ゲートウェイ駅は、都市再開発と未来志向の技術を融合させた新しい駅です。単なる交通機関ではなく、街づくりの中心として大きな役割を担っています。
ぜひ一度、現地に足を運んでその最先端の姿を体感してみてください!
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